第9回会員研修会(令和元年10月05日)
●参加申込みについて
当日の資料準備等を円滑に行う為、お手数ですが以下のフォームより出欠予定について記入ください。
Googleフォーム(第9回会員研修会出欠確認)
https://forms.gle/JEoKuMjrR8oy3xcu6
●内容
「ことば」の持つ力 / 琉球語の変遷とシュタイナーの言語造形ワークショップ
シュタイナー教育では、一般的には注目されない『精神活動』に焦点を当てる事で、その独自の教育手法が構築されています。
授業は『芸術的であること』が重視されており、代表的なシュタイナー芸術として身体芸術の『オイリュトミー』、そして言語芸術の『言語造形』が開発されています。
この『言語造形』への理解は国語の授業を考え、詩の朗読や物語りの時など『ことば』を芸術的に取り扱おうとする際に、私達に多くのヒントを与えるはずです。
また、シュタイナー教育のカリキュラムでは地域に根ざす文化・風土そして精神性を重視した授業もあり、この沖縄で生きていく子ども達を育てる上で、教師・親自身が沖縄という地域を深く理解する必要があります。
言葉は概念を規定し情報を伝達します。
その為、琉球語の理解は沖縄の文化・風土・精神性を理解する為に重要な役割を果たします。
今回の研修会では、上記背景を踏まえ、以下の2つの視点を大事にしたいと思っています。
- ことばを発するとき、同じことを話しても、人によって相手への伝わり方が異なってきます。
子どもならなおさらです。
関係性もありますが、初対面でも子ども達を釘付けにする方もいます。
そのような「ことばの力」はどこからくるのでしょうか?- 琉球語が失われるという危機感があります。
よく、琉球語には琉球民族としてのアイデンティティーや精神性があるといわれますが、それはどのような形でそなわっているのでしょうか?
琉球民族のことばにおける精神性とはなんなのでしょうか?事務局長より
上記視点を持ちながら、皆さんと多くの学びを共有したいと思っています。
講師:
-
- 高江洲頼子 (沖縄大学元教授)
専門琉球語学
琉球列島の言語調査
伝統方言の研究(首里方言、渡名喜島方言)
接触言語の研究(ヤードゥイ、ウチナーヤマトゥグチ) - 塙 狼星
大阪 空堀言葉塾主宰
京都大学理学博士(人類学、アフリカ研究)。
2004 年よりことばの家の諏訪耕志氏のもとでアントロポゾフィー(人智学)と言語造形(語り、演劇、詩歌)を学ぶ。
2006 年 11 月に大阪市中央区谷町において空堀ことば塾を立ち上げる。
2012 年アウディオペーデ・シュタイナー教育教員養成講座第6期修了。
2014 年 8 月に人智学に基づく教育と芸術の実践を目的とする一般社団法人空堀アントロコミュを設立。
主な著書・訳書:『続自然社会の人類学』(共著、アカデミア出版会)、『酒づくりの民俗学』(共著、八坂書房)、『生態人類学講座エスノサイエンス』(共著、京都大学出版会)、『半栽培の環境社会学』(共著、昭和堂)、『朝倉世界地理講座アフリカ 2 大地と人間の物語』(共著、朝倉書店)、『森棲みの社会学』(共著、京都大学出版会) 。
『隣人が殺人者に変わるときールワンダ・ジェノサイド生存者の証言』(共訳、かもがわ出版)。
- 高江洲頼子 (沖縄大学元教授)
13:30 | 受付 | |
13:55 | 資料確認・連絡 司会 渡慶次 | |
14:00 | 全体会 | あいさつ・リズム・講師紹介 渡慶次 |
14:10 | 研修会 | 「琉球語の変遷について」 高江洲 頼子 |
15:00 | ことばの力・講師紹介 入福 | |
15:10 | 言語造形 ワークショップ 塙 狼星 | |
16:10 | 質疑応答・事務連絡 | |
16:25 | 全体会 | おわりのあいさつ 城間 |
●日時
平成元年10月5日(土)
午後2:00~4:30 ( 13:30 受付開始 )
●場所
宜野湾市立大謝名小学校(くがにルーム)
●会費
参加費 会員無料
非会員の方は当日入会となります(会費1000円)。
●補足
- 託児等はありませんのでご了承ください。
研修会のあと役員会を予定しています。- 研修会の後、17時ごろより懇親会を予定しています(ぱいかじ 沖国大前店)
参加を希望される方は、研修会が始まる前に、担当:入福までお声がけ下さい。